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早速書いてみました。
テーマは「麻衣ちゃんのお友達視点のナル麻衣」です。
すいません・・・・ナル→(←)麻衣みたいな話になりました・・・(土下座
ナル:18歳 麻衣:17歳(高校2年生) 11月
クラスメイトが見たもの・・・・。
ではどうぞ。
私信
>澪月さん
では私は300倍に熨斗つけて(無謀
特別待遇ですよ。この時点ですでに麻衣はナルの『内側』ですからv
無自覚なんですけどね(汗
>花さま
キリバンおめでとうございます!!
そしてリクエスト&初コメントありがとうございます!!
リンさんは直接の報復は受けません。じわじわと受けると思います。
ナルは麻衣を観察できて機嫌がいいので(笑
リクエストいただいた小説です。
期待に外れてたらごめんなさいというかはずしている気がひしひしとっ!!(土下座
そのときは「書き直せやコラァ!!」と殴りこみに来て下さい(震
私は見てしまったのだ。
神様からの御使いを。
塾の帰り道、暗い夜道を私――橘ともえは歩いている。
私は都内の高校に通う女子高生だ。学年は二年生。
高校では学級委員を務め、先生方の信頼も厚い、と自負している。
私のかばんの中には、今分厚い書類の束がある。
今日クラスで進路希望調査書を回収したのだ。集め終わったときには先生が下校していたため、私が持っている。明日提出すれば問題ないだろう。
もちろん私は進学。他の子も大抵そうだ。
だが、ただ一人、私のクラスの子が「就職」と書いていたのだ。
私はかばんの中から書類の束を取り出して捲る。
「麻衣、勉強もそれなりにできるのに・・・もったいないなぁ・・・・。」
私のクラスメイト、谷山麻衣には少々複雑な事情がある。
両親をなくし、親戚もいない彼女は天涯孤独の身だ。
奨学金とバイトで生活を賄っていると聞いている。
明るくて、クラスでも人気者の彼女は、私の仲のいい友達の一人でもある。
勉強もそれなりにできるのに、彼女は「就職」と書いていた。
気になって理由を尋ねてみたら、
「バイト先の上司も『進学しろ』って言うんだけどね、そんなお金ないし。」
「でも、今は奨学金制度の充実してる大学もあるし・・・。」
「うん、そうなんだけど。将来返せる自信ないし・・・。」
だから就職するんだ、と彼女は笑った。
その笑顔は、いつもの笑顔じゃなかった。
いつもの、天使のような笑顔ではなかった。
あれは――――あきらめの笑顔だ。
彼女はきっと進学して学びたいことがあるのだろう。
書類を見ながら、しかも考え事をして歩いていた私は、もちろん周りに気を配れるはずもなく。
気がつけば、目の前には黒。
「きゃぁっ!!」
どん、と体がぶつかる音がして、私は反動で後ろにこけた。
書類が中を舞う。
「ご、ごめんなさいっ!!」
ぶつかった人に謝ろうとして顔を上げると―――
「いえ、こちらも考え事をしていたもので。」
こちらに手を差し出す人の顔。
黒い服を着ているせいか、肌の白さがよく分かる。
漆黒の髪と瞳、長いまつげ、低いテノール。
・・・・・・・神様の御使いだわ・・・・・・。
クリスチャンの私は、とっさにそう思った。
これぞ神か天人か。
この世のものとは思えない美貌の持ち主。
「・・・・い、いえ。」
声が上ずってしまう。恥ずかしいことこの上ない。
そんな私をよそに、彼は私が散らかした書類を集め始めた。
「あ、すいません!!」
私も急いで集め始める。書類はすぐに集まった。
が、枚数を数えてみると、一枚足らない。
「あ、あれ?」
「・・・ああ、あそこに。」
彼が指差した先には、木に引っかかっている一枚の紙。
彼はその木に手を伸ばし、書類を取る。
「・・・・・・・・。」
が、その紙を見つめたまま動こうとしない。
「あの・・・・?」
「・・・・いえ、なんでもありません。」
彼はその紙を私に差し出し、こちらに頭を下げて再び歩き出した。
私はその背中を見送った。
彼が最後に渡した書類。
そこに書かれていたのは、あの子の名前だった―――――。
「聞いて聞いてっ!!」
私は翌日、登校してすぐに友達に昨日のことを話し始めた。
そのグループには、麻衣もいた。
「黒服の神の使い・・・・ねぇ?」
「そんなに綺麗な人だったの?」
友達が口々に尋ねてくる中、麻衣だけが考え込んでいる。
「どうかしたの?麻衣。」
「・・・ともえ・・・・いや、その人さぁ・・・・。」
と、麻衣が言いかけたとき、廊下で奇声が上がった。
なんだろうと一同顔を見合わせたとき、教室の扉が開いて、一人の青年が顔を出した。
「あっ!!」
私は思わず声を上げた。
彼は、昨日私がぶつかった人だったのだから。
「あの人!!」
「昨日ぶつかった!?」
「そう!!」
興奮する私をよそに、彼はこちらへ歩いてくる。
もしかして、私、昨日何かまだ落としてた?
が、その思考は麻衣の声で終止符を打たれた。
「ナル!!」
え?と思った私の脇を駆け抜けて、麻衣が彼に走りよった。
「なんでナルが学校に来るのよ!!?調査の依頼入ってないでしょ?」
「そのことで来たんじゃない。」
「じゃあなにさ。」
すると彼は急に私に視線をよこした。
「昨日の紙、ありますか?」
「・・・え?」
「こいつの進路調査書、渡してください。」
「あ、はい!!」
有無を言わさぬ声に、私は大急ぎでかばんを開け、朝礼前に出すはずだった進路調査書の紙束の中から麻衣のを取り出して渡した。
とたんに麻衣が抗議の声をあげる。
「なんでナルがそのこと知ってるのさ!!」
「昨日ぶつかったときに、書類ばら撒いちゃって・・・・。集めるの手伝ってくれたの。」
私の説明に、麻衣はげんなりと肩を落とした。
「・・・・・・なぜ『就職』と書いている?」
「・・・だって・・・。」
「だってじゃない。後学のために大学へ進学しておけと言ったはずだが?」
「お金ないもん。」
「お金はSPRが負担すると言ったはずだ。なんなら僕が出してもいい。お前は僕のそばにいるつもりだろう?」
「そうだけど・・・・悪いじゃんか。」
「将来SPRで働くつもりなら知識は蓄えておくべきだ。僕は使えない人間を傍においておくつもりはない。」
「でも・・・。」
「だったら担任とも話し合うぞ。」
そう言って彼は麻衣の手を引っ張って歩き出した。
「ちょっと!!」
「うるさい。いいから黙ってろ。」
麻衣の声をさらりと無視して、彼は麻衣をつれて出て行った。
あたしは呆然とその姿を見送る。と、後ろから恵子が肩をたたいた。
「ともえが昨日会ったのは、渋谷さんだったんだねぇ。」
「渋谷さん?」
「そ。麻衣のバイトの上司。渋谷一也さん。前にこの学校の旧校舎を調査した人だよ。」
「そうなんだ・・・・。歳は?」
「あたしらの一つ上。でも、大学は卒業してるらしいから、社会人だね。」
「へー、麻衣ってば、社会人と付き合ってたんだね。あんな綺麗な人が恋人かぁ・・・。羨ましいな。」
が、私の台詞を恵子は否定した。
「付き合ってないんだって。」
「うそっ!?だってさっきの台詞・・・・。」
麻衣の大学の学費を払うとか、『傍にいる』発言とか、あれはどう考えても恋人の台詞だと思うのだが・・・。
「傍から見ればラブラブなのにね。」
「そうだね・・・・。」
窓の向こうの渡り廊下に、二人の姿が見える。
十分ほほえましい恋人に見えるのに。
「付き合いだすのも時間の問題ね。」
「だね。」
恵子と私は顔を見合わせて笑いあった。
その後彼らがどうなったかは、私の知る由ではないけれど。
黒い神様の御使いと癒しの天使。
神様、どうか彼らに、素敵な恋を。
御使いと天使の恋
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
主よ、素敵な恋を与えたもう。
てゆうか麻衣ちゃん「そばにいる」コト決定事項ですか御大。
手離す気ゼロですか御大。
御使いとゆうより大魔神・・・?
あ、そうゆう設定ってオイシイ・・・(オイ
ぁう、つい妄想症が・・・!><
乱文、意味不明な発言失礼しました!←(急に言葉使いが変☆
澪月でしたっ!

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悪霊シリーズのナル麻衣中心二次創作サイト。
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