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悪霊only二次創作グログ



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ぼーさん、誕生日おめでとう!!
いつまでもそのままでいてください。

ぼーさん:28歳 1/22
れっつぼーさんの誕生会。
でも、ぼーさんですから・・・・・(ぇ

ではどうぞ。

私信
>澪月さん
シリアスです。初挑戦でどきどき。
基本的に、こういう文章は書きやすい。
キャラクターを暗いほうへ引きずり込むのは得意なんです(それもどうよ
ナルがジーンみたいになったら・・・・。
中庭で、ジーンの真似をするナルがいましたけどね・・・・・。
あれは想像力の限界を超えました・・・・。無理です、小野主上・・・・。
あぁぁっ!!?御大が!!!!!ではっ!!

















繁華街から少し外れた閑静な居酒屋。





そこに集いし、六人の男女の背中。











約一名、背中に哀愁が漂っているのはご愛嬌。



















その日の朝、ぼーさんは梅吉に起こされた。


『誕生日、おめでとう。』


毎年、そうやって祝ってくれる、大切な猫。
ぼーさんは梅吉の頭をかいぐり回し、笑った。


「ありがとうな。」


朝食を済まし、バンドの仕事に出かける。
今日は小さなライブハウスでのライブ。
バンドのメンバーやファンの人たちからたくさん祝ってもらって、幸せだった。
夕方にはバンドの仕事も終わり、渋谷区道玄坂の事務所に赴く。
愛しい娘(自称)や仲間たちが、誕生日を祝ってくれる手はずになっていた。


「おーっす。」


扉を開けて、声をかける。
事務所の真ん中のテーブルには綾子のケーキと、麻衣特製のアイスコーヒーやその他各自の飲み物。
麻衣と真砂子が、笑顔で迎えてくれた。


「ぼーさん。誕生日おめでとう!!」

「おめでとうございます!!」


二人からは、シンプルなデザインのピアスが贈られた。


「ありがとう、娘よ!!真砂子ちゃんもありがとなっ!!」

「どういたしましてー。」

「気に入っていただけたのでしたら、よかったですわ。」


麻衣を抱きしめて、破顔一笑。
この純粋な愛娘(自称)を、これからも魔(男)の手から守らなければと誓う。
こんなに愛らしいのだ。いつ悪い虫がつくかわかったもんではない。
真砂子のように、もう少し自衛的になって欲しいのだが。

綾子からは財布、ジョンと安原少年からは欲しかったレコード(プレミア価格)、リンからは(これまたプレミア価格の)書籍(こっち関係)をもらった。


「ありがとな。」

「ほら、さっさと食べなさいよぼーず。」

「へいへい。」

「では戴きましょか。」

「リンさんはどうしますか?」

「・・・・・・お付き合いします。」


今まで以上の、最高の誕生日。まさに幸せ絶頂。

――――――――――だったというのに。








「リンさんや。」

「・・・・・・なんでしょう?」

「・・・・・・お前さんはナル坊にどんな教育をしてきたのかね?」

「・・・・・・。」







そう、事件は、幸せ絶頂の最中に起こった。
ぼーさんの幸せをぶち壊したのは、もちろんナル。
ケーキを食べていた最中、所長室のドアが開いた。


「・・・・・・・うるさい。」

「ナル。お茶?」

「・・・・・・・ああ。」


麻衣が立ち上がって、ナルのためにお茶を淹れに行く。
ぼーさんは手を上げて挨拶した。


「よ、ナル。お邪魔してるぜ。」

「・・・・・・・ここは事務所なんですが?」


安原少年が事情を説明する。


「今日、滝川さんの誕生日なんですよ。」

「そうですか。」


相変わらず愛想がない。せめて祝いの一言でも言ったらどうなのか。
が、そこでナルは戻ってきた麻衣を見て、ニヒルな笑みを浮かべた。


「ぼーさん。」

「何かね。」

「誕生日祝いに、いいことを教えてやろう。」

「へ?」


何だ何だ。まさかナルがそんなことを言うとは。思わず身を乗り出す。
ナルはぼーさんをちらりと見て、紅茶を差し出してきた麻衣の手を引いた。


「え・・・・・?」


すべては一瞬。



















ナルが、麻衣にキスをした。





















「・・・・・・・・俺、そこからの記憶が全然ないんだよなー。」

「滝川さんは茫然自失、まるで彫像みたいに固まりまして。で、しばらくしたら復活して暴れまわるものですから、僕とリンさんで事務所から連れ出して、この居酒屋に落ち着いたんです。」

「事務所崩壊するかと思ったわ。」

「まったくですわ。後片付け、大変でしたのよ?」

「ほらノリオ!!僕の原さんの手が荒れてしまったらどう責任を取るんですか?」

「大丈夫ですわ、安原さん。しっかり請求いたしますので。」

「・・・・・・・・。」


ジョンはただ苦笑いしているだけ。
ぼーさん、リン、綾子、ジョン、安原、真砂子は事務所を抜け出し、この居酒屋で時間をつぶしている。
安原と真砂子は未成年なので、酒はなしだが。


「・・・・・・・・・まさか既に魔の手にかかっていたとは・・・・。しかもナル。」

「こっちは、まさか気づいてないとは思わなかったわよ。」


ナルと麻衣が恋人同士。知らなかったのは自分だけ。
暴れたくもなる。いや、暴れてもいいはずだ。


「申し訳ありません。」

「リン、あんたが謝る事じゃないでしょ。それにあたしはむしろ嬉しいわね。ほかの阿呆どもより、よっぽどナルのほうが安心できるわ。」

「けどよー。」


娘が嫁に行く父親の気持ちとはこういうものなのか。
若干28歳にして味わいたくなかった。
打ちひしがれるぼーさんの肩を、ジョンが叩いた。


「飲みまひょか。お付き合いしますよって。」

「・・・・・ジョン・・・・・。」

「飲み代はSPRで落とします。」

「・・・・・リン・・・・・。」

「しょがないわね。付き合ってあげるわよ。」

「・・・・・・綾子・・・・・。」

「ま、慰労会と行きましょうか。誕生日なのに災難だった滝川さんのために。」

「保護者の慰労会ですわね。」

「・・・・・・少年・・・・・真砂子ちゃん・・・・・・・。」


涙目で枝豆を食べる。
安原がウーロン茶を持って音頭を取る。









「では、苦労の耐えない保護者の皆様に、乾杯。」


「・・・・・・・少年や。」


「これからもがんばってくださいね。まだまだこれからですよ?」


「・・・・・・・・・・・。」














保護者の慰労会(特に約一名の)。















これからの苦難に、乾杯。




















保護者の労会
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Happy Birthday ver.Housyo

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そういえば
そーいやぼーさんおめでと~!
またすっかり忘れてたよーアハハー(最低
やっぱり最後はいじられるのね(笑
今回のツボはやっすー(誰)の「僕の原さん」発言ですかね?
この二人もバカップルになっていくのか!?あぁぁ砂糖足りねぇー!
てゆうか博士ヒドイな。あなた鬼畜なのね(汗
「中庭同盟」欲しいなぁ・・・(イキナリ?!

さて、これからメールしようかと思ってるんですが前のメール無事届いてるんでしょうか・・・・・
届いてなかったらいってくださいね。
ではではっ!澪月でした~v
澪月 2008/01/22(Tue)21:18:40 Edit
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