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・・・・・・・・・・・・甘々・・・・・・・・・・・?
ま、細かいことは気にせずに(焦
ナル:18歳 麻衣:17歳(高校2年生) 2月
ではどうぞ~。
私信
>澪月さん
御大は遠まわしでしか言えなんですよ。
だってツンデレだ・か・らv(え
チャット楽しかったですね。陰陽師・・・・・。
妄想が暴走し始めた瞬間でした。自分が止まらなかったんです。
>煉夏さま
はじめまして、書き込みありがとうございます!!
第3者視点・・・・、私も大好物です。
というわけで、その第2弾なんぞを書いてみました。
リクエスト、ぜひ狙ってください。というか、リクエストください・・・・・(他力本願傾向
また書き込みしてってくださいね。
>しんたろーさま
はじめまして、ユトと申します(ペコ
書き込みありがとうございます。
肝心な言葉は母国語なんです。だってツンデレだ・か・らv(何
照れ屋さんなんです。日本語だと適切な表現が見つからないので、母国語にするんですが、母国語で言ったほうがさらに恥ずかしいということに気づかないていないんです(鈍
こちらこそこれからよろしくお願いします。またいらしてくださいね。
二月の寒い風が吹き抜ける駅のホーム。
そこでまた、私は出会った。
胸元にかけられているロザリオが揺れる。
マフラーに首をうずめて、私は駅の改札をくぐった。
現時刻は午後6時過ぎ。委員会ですっかり遅くなってしまった。
「電車が来るまであと10分あるねー。」
後ろから改札をくぐった恵子が声をかけてきた。
恵子は委員会でもなんでもない。
―――――――三者面談だ。
親は先に帰ってしまった。いまから私と一緒に予備校に向かう。
「寒いね。何かあったかいものでも飲もうか?」
「ホームに自販機あったよね?」
「うん。ホットコーヒーとかココアとかあるはず。」
「早く飲もー。」
私と恵子は早足にホームへの階段を駆け上がった。
「あ。」
先に声をあげたのは恵子だった。
私は声が出なかったのだ。
「渋谷さんと麻衣じゃん。」
ホームに風が吹き抜ける。
その風が、彼の漆黒の髪の毛を揺らす。
――――――神秘的な、光景。
「・・・・・・・・神の、御使いだわ・・・・・。」
思わず呟いてしまった私の声を聞きとがめて、恵子が不思議そうな顔をする。
「どうかした?」
「・・・ううん、なんでもない。」
私は笑ってごまかし、視線を麻衣たちに転じる。
渋谷さんは本を読んでおり、その少し後ろに麻衣が立っていた。
彼女の手には、ホット紅茶の缶が。
きっと買ってもらったのだろう。
私たちはそろそろと彼らに近づいていく。
「でも、どうして渋谷さんがここに・・・・。」
私の問いに、恵子はすぐに答えてくれた。
「今日、麻衣も三者面談だったんだよ。渋谷さんが親代わりに来たんだって。実際、麻衣のバイトの上司だし、学校側も渋谷さんにはお世話になったから黙認らしいよ。」
「へー。」
3ヶ月前の出来事を思い出す。確かに。うん。
私が一人で頷いていると、恵子が素っ頓狂な声を上げた。
「うわっ!!」
「な、何!?」
立ち止まり、恵子が指さしたとおりにあわてて麻衣のほう視線を転じれば・・・・
「・・・・・・ナンパ・・・・・・?」
「・・・・・・みたいだね。勇気あるぅー。」
ほんの数十メートル先で、麻衣はナンパされていた。
麻衣は可愛い。東洋人にしては色素の薄い髪の毛と、愛らしい顔は誰の目も惹く。
・・・・・・本人が無自覚なのが玉に瑕と言うやつか。
「渋谷さんと離れて立ってるからね。一人だと勘違いされたんだ。」
「うわわわ。大丈夫かな?」
私たちの心配もよそに、ナンパ男は熱心に麻衣に声をかけている。
その声は私たちにもばっちり聞こえた。
「今ヒマ?」とか「どこの学校?」とか「高校生なの?」とか。
・・・・・・・・・古風すぎるだろ。
麻衣は困った顔でおろおろしているだけだ。
見かねた私は麻衣に声をかけようとして――――
「ま・・・・」
「麻衣。」
渋谷さんが先だった。
後ろに立っている麻衣を振り返り、手を差し出す。
「紅茶。」
「あ、うん。」
言われるがままに、麻衣は紅茶を差し出す。
彼はそれに躊躇することなく口付けた。
「か――――――っ!!??」
私は口を押さえて叫ぶことを何とかこらえた。
ナンパ男は振り返った渋谷さんの美しさと先ほどの行為に声も出せないでいる。
「・・・・・・甘い。まずい。」
「缶の紅茶なんだから仕方がないでしょ?後でちゃんとナルの好みの淹れてあげるから。」
・・・・・行為はスルーですか、麻衣。
「麻衣。」
渋谷さんは麻衣の手を引き麻衣の手を自分のポケットに入れた。
「あったかい。」
「そうか。」
「えへへー。」
麻衣は幸せそうに笑う。
・・・・・・・・・何このハートが飛んでる空間は。
私と恵子が呆然としているうちに、ナンパ男はすごすごと逃げていった。
電車がやって来て、麻衣たちは乗り込む。私たちはそこを動けなかった。
電車を見送り、私たちはどちらからともなくため息をつく。
「・・・・・間接キスだよね?」
「・・・・・うん。」
「・・・・・ラブラブだったよね?」
「・・・・・うん。ハートが飛んでたよ。」
「・・・・・だよね。」
「・・・・・渋谷さん、怒ってたよね?」
「・・・・・独占欲丸出しの子供みたいだったね。」
顔を見合わせ、苦笑い。
「こりゃ、明日麻衣を問い詰めてやりますかね?」
「だね。」
私たちは笑いあい、自動販売機にたどり着く。
私は迷わずブラックコーヒーのボタンを押した。
恵子もそれに倣う。
「恵子、飲めないんじゃなかったっけ?」
「まぁ、あれだよ。」
「あんな甘々なもの見たら、苦いものが飲みたくなるって。」
「・・・・・確かに。」
私は恵子に同意して、缶コーヒーの蓋を開けた。
黒い神様の御使いと癒しの天使の恋。
実ったのかはわからないけれど
御使いの独占欲は並じゃないらしい。
御使いの独占欲
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それは天使への愛の大きさ、かもしれない。

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悪霊シリーズのナル麻衣中心二次創作サイト。
根底に越後屋×霊媒美少女有り。
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