笑顔のプレゼント

パソコンが壊れました・・・（汗
おかげで毎日更新ができなくなったじゃないか！！
分解して組み建て直し中です・・・。過去に培ったパソコンの知識をフル活用ですよ。
今、公民館のパソコンで書いてます・・・。

ジョン、お誕生日おめでとう☆
コレだけは根性で書き上げようと、間に合わせようと・・・。
よ、よかった・・・・。

ジョン：22歳　1/5

私信
＞澪月さん
いえもうレッドカードだレッドカード！！お父さんは許しましぇん！！（は
私普段は絵描きなんですが、ナル麻衣の絵を描いたのは実は初めてで、かなり緊張しました。
特にナルが。綺麗に描かなきゃと思い、結局綺麗も何も猫耳という大惨事・・・。
ほんとすいませんっ！！！（ハリケーン土下座
逃げて逃げてっ！！博士が追ってきたよ！！

「ジョンお兄ちゃん。」


ジョンが住んでいる協会の横に、小さな孤児院がある。
ジョンはよくそこの子供たちと遊んでいる。
今日もそこの子供たちと遊んでいると、一人の女の子が声をかけてきた。


「なんでっしゃろ？」

「いいから、来て。」

「あやちゃん？」


女の子――あやに手を引かれて、ジョンはみんなが遊んでいる部屋から連れ出された。
手を引かれるままに外に連れて行かれる。


「一体何・・・。」

「あれ。」


いつもはとてもおとなしくて部屋の隅で本を読んでいるような彼女が、こんな外に一体何の用事なのか。
彼女は庭の木を指差した。
その指の先を見てみると・・・。


「・・・猫、ですやろか・・・？」

「うん。」


木の上には猫が一匹。
この教会に住み着いている猫だ。

「上って、降りれなくなったみたい。」


あやはジョンを振り返り、懇願するように見つめた。


「お願い、ジョンお兄ちゃん。助けてあげて。」

「わかりましたよって。」


ジョンはすぐさま木に登る。
しかし、木の表面がつるつるしていて、なかなかうまく登れない。


「ジョンお兄ちゃん。」

「大丈夫ですよって。」


あやに笑いかけ、ジョンは何とか猫のいる枝まで登った。
猫は震えながらこちらを見ている。


「大丈夫ですよって。こっちへ・・・。」


手を差し出して、ジョンは猫を抱き上げる。
が、猫はよほど怖かったのだろうか、ジョンの腕の中で暴れだした。


「うわ・・・わ、わ！！？」

「ジョンお兄ちゃん！！」


バランスを崩して地面に落下する。
猫は無事だが、ジョンの顔には猫につけられた引っかき傷が多数できていた。
泣きながら駆け寄ってきたあやにジョンは苦笑した。















「ジョンお兄ちゃん！？」


部屋まで戻るとドアの前には子供たちが待ち構えていた。
ジョンの顔を見て泣きそうになる。
ジョンの腕に抱かれた猫を見て、ジョンの顔を見上げて、泣き出した。

「ご、ごめんなさい・・・。」


皆がいっせいに謝る。
訳が分からない。
すると孤児院の先生が近づいてきてジョンの耳にそっとささやいた。


「皆がブラウンさんに内緒で計画していたことがあるんですよ。今日この部屋で行うんですが、ブラウンさんにはまだ知られたくないって、朝方あなたをこの部屋から連れ出す方法を考えていたんです。私たちもその方法を聞かされていなかったのですが、どうやら猫を木の上に連れて行ったみたいですね。あなたが知ればきっと助けるとふんだんでしょう。でも、そのせいでブラウンさんが怪我をしたから・・・。」


それを聞いてジョンは笑った。
なんていい子達なんだろう。
動物をいじめるのはよくないが、それでも彼らは一生懸命謝っている。
ジョンは皆を順番に抱きしめ、笑いかけた。


「僕に秘密の計画、教えてくれまへんか？」


子供たちは泣きはらした顔を上げ、頷きあっていっせいにドアに駆け寄った。


「せーのっ！！」


大きな掛け声と同時に、ドアが開く。
色とりどりの折り紙で作られた輪と、『たんじょうびおめでとう』と描かれた大きな看板。
壁一面に張られた、皆が書いたジョンの似顔絵。


「ジョンお兄ちゃん、おたんじょうび、おめでとう！！」


口々にそう言って、子供たちがジョンに抱きつく。





うれしくて、涙が出た。






「お兄ちゃん、ぼくたち、今日のためにうたもれんしゅうしたんだよ。」

「きいてくれる？」


ジョンが頷くと、先生の合図でみんなが歌いだす。
ジョンのための、誕生の賛美歌。
祝福の、歌のシャワー。

歌が終わり、みんなが恐る恐るこちらを見る。



ジョンは最高の笑顔で返した。















「おたんじょうびおめでとう！！」


「ありがとう。」

 

 

たくさんの笑顔と共に。



たくさんの声と共に。



たくさんの優しい心と共に。














生まれてきたことを、祝福される。


















ありがとう。









君たちの笑顔が、何よりも最高の誕生日プレゼントです。

















笑顔のプレゼント
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Happy Birthday　ver.John